カントン包茎とは
カントン包茎
男性の性器に関する悩みの最たるものとして、包茎が挙げられます。そのなかには仮性包茎、真性包茎、そしてカントン包茎があります。
なかでも、カントン包茎は仮性包茎、真性包茎でも起こり得る症状です。

今回はカントン包茎に関する基本的な知識と改善方法を紹介します。


カントン包茎とは剥いた皮が戻らない包茎

カントン包茎とは、皮は剥けますが、包皮口が狭いために亀頭を締め付けてしまい、皮が元に戻らない包茎を指します。

なお、真性包茎で無理に皮を剥いたとしても、包皮口が狭いと亀頭を締め付けてしまうため、カントン包茎の状態になってしまいます。

カントン包茎で起こり得るリスク

カントン包茎では、

*汚れが溜まりやすい
*コンプレックスを抱えてしまう

といった、通常の包茎でも挙げられるものに加えて、亀頭の壊死というカントン包茎ならではのリスクも挙げられます。

・細胞は壊死すると元に戻らない
カントン包茎の最大のリスクとして、包皮口が亀頭を締め付けることによるうっ血が挙げられます。うっ血状態が悪化すると、最悪の場合、亀頭の細胞が壊死してしまいます。
壊死した細胞は元に戻らず、該当箇所を除去しなければなりません。

また細胞が壊死した場合、排尿障害を引き起こすこともあります。

・皮を剥けないために亀頭包皮炎になりやすい
カントン包茎は皮を剥けたとしても、亀頭を締め付けてしまう恐れがあるため、亀頭を清潔な状態に保てません。そのため、皮に覆われた亀頭に汚れがたまりやすくなり、亀頭包皮炎になる可能性があります。

亀頭包皮炎は亀頭と包皮の間に炎症が起きる病気です。症状としては、赤みがでてきたり、かゆみ、痛みがでてきたりします。炎症が強いと化膿してしまうこともあるので、ただのかゆみと侮らず、きちんと処置しましょう。

・カントン包茎の割合が少ないためにコンプレックスを抱いてしまう
日本人男性の3人に1人が仮性包茎といわれているため、仮性包茎であればそこまでコンプレックスを抱かないかもしれません。一方、カントン包茎の割合は仮性包茎よりも少ないため、他人と比べてしまいコンプレックスを抱いてしまう恐れがあります。

性器に関するコンプレックスを抱いたままでは、性行為にも消極的になり勃起不全に繋がりかねません。

カントン包茎の治療は整復〜手術

カントン包茎の治療は、亀頭を皮に押し戻す「整復」を最初に行います。
これは自分で行なうには難しいため、泌尿器科で行いましょう。泌尿器科であれば麻酔を使用して整復するので、痛みを感じずスムーズに亀頭を押し戻せます。

整復が完了したら、次は手術に進みます。

カントン包茎は真性包茎同様、泌尿器科であれば健康保険が適用されるため、少ない自己負担で手術を受けられます。
ただし、泌尿器科で採り入れられている術式は以下の2つと限りがあるので注意しましょう。

*背面切開術
*環状切除術

背面切開術の場合、余った皮の部分はそのままにするため、皮がダブついてしまいます。一方、環状切除術はもともとある皮と新しく出た皮とで色の濃淡が異なり、不格好にみえてしまいます。


・クリニックでの手術は術式が多いものの料金が不明瞭
カントン包茎の手術は、専門のクリニックでも受けられます。クリニックの場合、泌尿器科よりも豊富な術式を取り揃えており、術後の見た目や性感維持といった配慮もされています。

しかし、これら術後のことも考慮された術式は、オプションとして追加料金が発生するケースが多々あります。そのため、当初予定していた金額よりも高い手術費用がかかってしまうこともあるので注意しましょう。クリニックでの手術を検討するのであれば、事前にどのオプションがいくらかかるのかを把握しておく必要があります。

市販の包茎矯正器具はほとんどが仮性包茎用

包茎を自分で改善する方法として、市販の包茎矯正器具の活用が挙げられます。
包茎矯正器具は一般的にはリング状で、穴の部分に性器を挿し込み、リングを根元まで下げます。この際にリングが余った皮を巻き込んで根元まで下がるため、剥きグセがつくといった仕組みです。

しかし、ほとんどの包茎矯正器具はカントン包茎に対応していません。使用できないわけではありませんが、包皮口が狭いことで亀頭が包皮口から顔を出さず、無理に剥こうとすると痛みを感じてしまいます。

・包皮口の狭さは毎日少しずつ剥くことで改善される
狭い包皮口は、毎日少しずつ剥いていくことで徐々に亀頭が顔を出せるくらいに広がっていきます。特に入浴時のように皮が柔らかくなっているタイミングに行なうと効果的です。

また、子どもの時期であれば、「むきむき体操」を行なうことで包皮口を広げていけます。

悪化して細胞が壊死する前に改善しよう

カントン包茎の男性は、仮性包茎と比べるとその割合は少なく、他人に相談しづらいかもしれません。しかし、そのまま放っておいてしまうと、最悪細胞が壊死してしまいます。

まずは、正しい知識を身につけて適切な方法で改善していきましょう。
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